関東1都3県の感染動向(20日版)とその他
関東1都3県は横ばいへ
図は20日の速報値までを利用して作成したものです。簡易実効再生産数1付近で前後しているまま、明日までをもって宣言は解除されます。
今後どのようにして感染者数を増やさないようにするのか、その具体的な対策方法が待ち望まれています。少なくとも東京都や埼玉県は時短要請を継続するようで、特に東京都は“命令”ができるようにしたと言うのですから、より強く出ていることがうかがえます。
その他の地域もやや増加傾向
1週間前は特に1都3県が問題視されている状況でしたが、現在はそれ以外の地域も増えてきていることがいよいよ明らかになっている状況になりました。
まずは大阪府。20日時点での簡易実効再生産数は1.25と、激増の兆候が見られます。実際に4日連続で3桁の新規感染者数を発表しており、7日間平均も120人超えと東京都に次ぐ多さになっています。
そして、今一番急激な感染者数の増加を見せている宮城県。人口10万人あたりの1週間新規感染者数は全国トップの値であり、簡易実効再生産数も1.62と驚愕の値です(かの東京の1月初め、突如1000人、2000人と増えていた時期の値とほぼ同等です)。一体何がこのような“爆増”を生んだのかについては色々意見があるようですが、恐ろしい限り…。
その他、ある程度の人数を出しているところに絞ってざっと見た感じでは兵庫県、沖縄県も怪しい状況。1都3県がまもなく解除され、これからどうなっていくことやら見当つかず。
ところで、最近ヨーロッパで再び感染の増加傾向が見られるらしいことをニュースで見かけます。あちらの感染対策は日本のそれより数段厳しいはずですから、それで抑えてもぶり返すのではやってられないですねぇ…。変異株vsワクチンみたいな構図になっているところも気になりますが。